運動不足は万病のもと。実際、運動不足は心臓病やがん、糖尿病など命やQOL(生活の質)に大きく関わるような病気のリスクを高めることがわかっています。
とはいえ、若い頃はともかく、40代になってから運動不足を解消しようとすると、「体力的についていけるのか?」「怪我をしたらどうしよう」など不安要素もありますよね。
そんな人におすすめしたいのが、生涯スポーツ。生涯スポーツとは、健康やリフレッシュを目的として、いくつになっても気軽に楽しめるスポーツのことです。
今回は近年生涯スポーツとして注目を集めつつあるボルダリングと、生涯スポーツの代表格とも言えるテニスを比較してみました。
- どのような人がどちらのスポーツに向いているか
- それぞれのスポーツの特徴
- どちらが始めやすいか
を紹介します。運動不足解消のためにスポーツを始めようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
内向型の人にはボルダリング、外向型の人にはテニス
内向型・外向型ってどんな人?
内向型、外向型とは、以下のようなタイプの人のことです。
内向型 | 外向型 |
---|---|
・自分の内面的な世界を大切にする。 ・一人の時間を好み、一人でいることでエネルギーが回復する。 ・人間関係は狭く深く。大人数の飲み会などは苦手。 ・物事の本質を探究することが楽しいと感じる。 ・慎重派で、自分の感情を表に出すことが苦手。 | ・人脈を広げることが得意で、新しい人との出会いを楽しめる。 ・エネルギッシュで活動的。自分の感情を表現することが得意。 ・パーティーやイベントなど、大人数での交流が好き。 ・グループ内で中心的な役割を担い、他者を引っ張っていくことが多い。 ・周囲の環境や人から刺激を受けることで、エネルギーが回復する。 |
「内向型の人にはボルダリング」の理由
一般的にボルダリングとは、ホルダーと呼ばれる石のようなものを、ロープなどを使わずに自分の体だけで登っていくスポーツです。
難易度別にコース(課題)が分けられており、どの順番で登るのか、どんなふうに体を使うのかを自分なりに考えて、1つ1つ課題をクリアしていきます。
ボルダリングジム内の他の会員と交流が生まれることもありますが、基本的には完全な個人競技なので、課題と1対1で向き合うことができます。
こうした特性を持つスポーツなので、ボルダリングは内向型の人に向いているのです。
「外向型の人にはテニス」の理由
一方で、テニスはシングルスでもダブルスでも対人競技。テニススクールに通ったり、大会や練習会に参加をすれば、多くの人と交流することができます。
またラリー中は一瞬一瞬で状況が変わり、その都度勝つために最適な動きを選択する必要があるスポーツなので、瞬発的な動きと判断が求められます。
テニスにはこうした特性があるので、外向型の人と相性が良いのです。
「始めやすさ」はボルダリングに軍配
ボルダリングもテニスも、初心者でも比較的始めやすいスポーツです。ただし、以下の5つの点で考えると、ボルダリングの方が始めやすいと言えます。
そのため「とにかくまずスポーツを始めたい」という人には、ボルダリングの方が向いているかもしれません。
初期費用
ボルダリングに必要なのはシューズとチョークバッグ、チョークだけ。
テニスの道具に比べると安価で揃えることができるうえ、テニスに比べるとレッスン費用等も安く済みます。
必要な身体能力
テニスの方が、基礎体力・筋力が少なくても楽しめます。ボルダリングの場合、上半身や体幹の筋力がついてくるまでは、練習を積み重ねる必要があります。
怪我のリスク
テニスは全身運動で、かつ直接的な接触のないスポーツなので怪我のリスクは低い傾向があります。
ボルダリングも怪我のリスクは低いものの、どうしても落下時に怪我をする可能性が高くなります。
難易度
ボルダリングは初心者でも楽しめるコースがたくさんあるため、初期の難易度は高くありません。
一方テニスの場合、初心者のうちは基本的な技術を身につけるための練習が続くので、初心者を抜け出すまでに時間がかかる傾向があります。
スケジュールの自由度
ボルダリングは個人競技なので、練習も1人でできるため、スケジュールの自由度は高めです。
テニスはテニススクールのレッスンの時間や、一緒にプレイする人の都合に合わせる必要があるので、どうしてもスケジュールの自由度は低くなりがちです。
「健康への効果」はテニスに軍配
ボルダリングもテニスも生涯スポーツです。バスケットボールやサッカーなどのコンタクトスポーツに比べ、年齢を重ねても楽しめるので、どちらも健康への効果が期待できます。
しかし両者を比較した場合は、テニスの方が健康への効果は高いと言えます。
早く長く楽しめて寿命が延びる!テニスは団体競技と個人競技の良いトコどりでも説明しているように、テニスを習慣にしていた人の平均寿命は、運動習慣のない人に比べて平均9.7年も長いことがわかっています。
この数字は同じ調査で比較されたテニスを含む8種類のスポーツの中で第1位でした(第2位はバドミントンの平均6.7年)。
またテニスはラリーが長く続く場合、有酸素運動となります。一方、短い時間で強度の高い動きをする場面では、無酸素運動となります。
有酸素運動と無酸素運動の両方を組み合わせたスポーツなので、心肺機能と筋力の両方を鍛えることができるのです。
対してボルダリングの健康効果については、今のところメジャーな研究がないため、はっきりとしたことは言えません。また、主に無酸素運動なので、有酸素運動としての効果は限定されます。
以上のことから、健康を目的にスポーツを始めるのであれば、テニスを選ぶことをおすすめします。
まとめ
あなたに合っているのはボルダリングでしたか?それともテニスでしたか?
どちらか迷っている人は、とりあえずやってみることをおすすめします。なぜならボルダリングにしろ、テニスにしろ、スポーツの中ではどちらも始めやすい種目だから。百聞は一見にしかずです。
確かに、テニスは道具を買い揃えると初期費用がかかります。でも、ホリゾンテニススクールであれば、運動できる服と飲み物さえあれば、あとは手ぶらで無料体験レッスンに参加することができます。
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