「最近、夜中に目が覚めてしまう」
「朝までぐっすり眠れた記憶がない」
――そんなお悩み、40代を過ぎたあたりから増えていませんか?
仕事の責任が増し、ストレスも重なってくるこの世代。
実は、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが原因となり、「睡眠の質」が低下しやすい年代でもあります。
そんな中、運動不足を感じながらも「なかなか続けられる運動がない」という方に、私たちホリゾンがご提案したいのが「テニス×睡眠習慣」です。
今回は、睡眠の質の低下がなぜ起きるのか、そしてテニスがそれをどう改善するのかを、科学的な視点と実際の会員様の声を交えてご紹介します。
目次
40代はなぜ「睡眠の質」が低下するのか?

厚生労働省が公表した「令和4年国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は、40代男性・50代男性ともに約46%。
男性の中では「最も眠れていない年代」となっています。
また「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によれば、「睡眠によって休養がとれていない」と感じている人の割合も中高年層で高く、睡眠の「量」だけでなく「質」への不満が強まっている実態が浮かび上がっています。
ではなぜ、40代を過ぎると睡眠の質が下がりやすくなるのでしょうか?考えられる主な原因は次の3つです。
加齢による睡眠ホルモン(メラトニン)の減少
メラトニンは、夜になると脳内で分泌される“眠気”のスイッチ。加齢とともにこの分泌量が減少し、自然な入眠が妨げられやすくなります。
ストレスと責任の増加による交感神経の過活動
仕事や家庭での役割が重くなる40代は、日中も夜間も緊張状態が続きがち。心と身体が“オフ”にならず、眠りにくさや浅い睡眠を引き起こします。
日中の運動不足による身体的疲労の欠如
在宅ワークや車移動中心の生活などで運動量が減ると、身体に適度な疲労がたまらず、眠りのスイッチが入りにくくなります。
こうした原因が重なり合うことで、「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「熟睡感がない」といった状態が慢性化しやすくなります。
しかし逆に言えば、自律神経を整え、心身に適度な疲労を与える「運動習慣」があれば、40代からでも睡眠の質は大きく変えられるということでもあるのです。
テニスがもたらす「深い眠り」のメカニズム
テニスのように全身を使う運動は、睡眠ホルモンの生成に関わるセロトニンの分泌を促します。さらに、屋内外での適度な光刺激や身体をリズミカルに動かすことは、自律神経を整える作用もあるといわれています。
特に注目したいのは、「深睡眠(ノンレム睡眠)」の質の向上。
テニスのプレー後には、心拍数がしっかり上がり、適度な疲労感が得られるため、入眠がスムーズになり、眠りが深くなるという効果が期待できます。
また、運動後の体温の下降もポイント。運動で一時的に上がった体温がゆっくりと下がっていく過程で、自然と「眠気」が誘発されるのです。
これは“夜の自然な入眠メカニズム”と同じであり、テニスがそれを後押ししてくれる形になります。
岸和田校会員様の体験談

実際、ホリゾンテニススクール岸和田校に通われている、48歳男性のK様(会社員)は、テニスを始めてからの睡眠の質について、こんなふうに話してくださいました。
テニスを始めたのは、健康診断でした。お医者さんに「運動不足だから、体を動かしなさい」って言われて。
最初は自分でも「どうせ飽きるだろう」と思ってたんですけど、初めて1ヶ月くらいで「なんか体が軽くなってきたぞ」って思ったんです。
大きかったのは、寝つきが良くなったことと、夜に目が覚めなくなったことですね。
こうなると止めようにも止められません。
最初は『お金の無駄だよ』と渋っていた奥さんも最近では『ずっと続けろ』って言うようになりましたね(笑)
K様のような会員様は、当校には少なくありません。「身体を動かす」ことと「良質な眠り」は、表裏一体の関係にあるのです。
良質な睡眠は仕事の質も改善する

質の高い睡眠は、仕事の質の改善にも効果があります。
なぜなら、良質な眠りによって脳が正しく休息できると、集中力、判断力、メンタルの安定に大きな効果が得られるからです。
集中力と眠り
睡眠不足は集中力や注意力の低下を招き、仕事の生産性を著しく低下させます。
十分な睡眠を確保することで、脳の機能が最適な状態に保たれ、効果的な問題解決や意思決定が可能になります。
判断力と眠り
睡眠不足は判断力の鈍化や集中力の低下をもたらし、重要な意思決定に影響を及ぼす可能性があります。
また、睡眠不足の人は、自分の眠気を正確に評価できず、知らないうちに健康やメンタル、仕事のパフォーマンスに大きな影響を受けています。
メンタルの安定と眠り
睡眠は感情の整理にも重要な役割を果たします。
睡眠不足は感情の不安定化やストレスへの耐性の低下を引き起こし、うつ病などのリスクを増大させる可能性があります。
これに対して、質の良い睡眠は精神的安定に寄与し、ストレスを和らげてくれます。
したがって、「がんばって働くために運動する」「運動でいい睡眠を得る」というサイクルができると、日常がスムーズに回りはじめるのです。
まとめ
ホリゾンテニススクールでは、「忙しい大人でも続けやすいこと」を大切にしています。
だからこそ、北花田本校・岸和田本校ともに駅近・駐車場完備ですし、週に1〜2枠は20時〜21時20分の遅い時間に初心者クラスを開講しています(2025年6月現在)。
「テニスの教科書」という独自のプログラムレッスンは、初めてラケットを握った人でも最短で上達できる「テニスの方程式」が満載。
最初は「運動に自信がない」と言っていたにもかかわらず、いつの間にかテニスの楽しさにどっぷりハマってしまう人が続出する、魔法のレッスンです。
「試しにやってみようかな……」
少しでもそんなふうに感じた方にはまず、運動しやすい服装さえあれば手ぶらで参加できる無料体験レッスンがおすすめです。
テニスシューズやラケットは各校で無料レンタルできるので、「とりあえず雰囲気が知りたい」という方でも気軽にご参加いただけます。
「時間がないから…」とあきらめていた方も、まずは1ヶ月、週1回のテニスから始めてみませんか?