一般コースの会員様を中心に、ホリゾン専属コーチを務める池田 嵐士コーチ。丁寧な指導と柔らかな物腰で、多くの会員様からご支持をいただいています。
今回はそんな池田コーチに、運営事務局からインタビューを実施しました。
テニスのインストラクターになったきっかけや、ホリゾンのコーチになってから感じたこと、そしてこれからテニスを始めようと考えている初心者の方へのメッセージなど、いろいろな角度からお話いただきました。
すでに池田コーチをご存知の会員様にも、これからホリゾンへの入会を検討されている方にも、ぜひご一読いただきたいインタビューです。
目次
「尊敬するコーチに教えてもらった“テニスの楽しさ”を伝えたくて」インストラクターになったきっかけ
池田コーチはいつからテニスを始めたんですか?
池田:小学校4年生、10歳からです。今27歳なので、もうじき20年テニスをしていることになりますね。
最初は兄弟も一緒にやっていたので、負けたくないから頑張ろうくらいのモチベーションでした。でもそのうち大会で勝てるようになると楽しくなってきて、気づいたらずっと続けていた、みたいな感じです。
どうしてインストラクターになろうと思ったんですか?
池田:通っていたテニススクールでずっとお世話になっていたベテランのコーチに、テニスの楽しさをたくさん教えてもらったからです。
それを自分も一般の方や選手を目指す子供たちに伝えていきたいと思って、18歳の時にテニスのインストラクターになるための専門学校に入りました。
専門学校を出て、すぐインストラクターに?
池田:はい。ずっと通っていたテニススクールに20歳の時に就職し、施設長、ヘッドコーチと言われる役職を経験したあと、昨年ホリゾンに移ってきました。今は一般の社会人の方をメインに指導させていただいています。
「細かいところにも“公式”があるから、迷わず上達できる」1年働いて感じた、ホリゾンの魅力
1年働いてみて感じる、ホリゾンの魅力はどこですか?
池田:ホリゾンには初心者からプロにまで通用する教育プログラムがあります。言ってみれば学校のカリキュラムみたいなもので、どのレベルでどんな内容を教えるかがきっちり決まっています。
例えば“公式”です。実はテニスには数学と同じように、どんな場面でどんな動きをするかの公式があります。この公式がメニューによって決まっているので、それをまずは覚えてもらうんです。
具体的にはどんな公式があるんですか?
池田:リターンダッシュといって、相手のサーブを前に踏み込みながら返して、そのままネットに詰めるという戦略があります。ホリゾンの公式では、このとき「シングルスライン(コートの側面内側のライン)に沿って前に出る」と決められています。
ただ前に出るだけではなく、どういう出方で前に出るかまで指定があるんですね。
池田:なぜならそれが一番理にかなっているからです。多くの人はコートの真ん中に向かって出がちです。でもそれだと相手に角度のあるボールを返されると対応できません。
ダブルスだともう一人が真ん中をカバーしてくれるので、自分はまずシングルスラインに沿って出るべきなんです。
他にも「こういう場面では、左足から出しましょう」というレベルの公式があったりもします。
本当に細かいところまで決められているんですね。
池田:ホリゾンではそうやって覚えてもらっています。具体的な正解があるので、なんとなくでプレイすることがなくなります。だから寄り道せずに上達できるんです。
でも、それこそ学校の勉強と同じで、ついていけない人もいるのでは?
池田:もちろんそこは教育プログラムについてきてもらうのは前提として、会員様ごとに細かい調整を加えて臨機応変に対応します。このあたりも学校と同じですね。
「やったことがない人ほど、上達は早いんです」初心者の方に知っておいてほしいこと
教育プログラムは、初心者からプロにまで通用するということでしたが、若い人はともかく、年齢的に体力が衰えてきてから初めてテニスをする人や、運動が苦手な人だとやはり上達は難しいですよね?
池田:そんなことはないですよ。やったことがない人ほど、変な癖がついていないので上達は早いんです。さっき言ったようにホリゾンの教育プログラムには具体的な正解があるので、初めての方はむしろ始めやすいと思います。
運動量についても、ホリゾンではダブルスでやることが多いですし、仮に打ち合いが続いても10回くらいで、合間にも休憩が入るので、体力に自信がない人でもそんなに心配はいらないはずです。
それにレッスンのクラスは、だいたい同じレベルの人だけで組むので、運動が苦手でも大丈夫です。もっと言えば無料体験レッスンの時はだいたいコーチと1対1。実際にご入会いただいたあとも、基本的なことがわかるまでは4回、5回としっかりお伝えします。
それくらいの上達スピードでも怒られないんですね。
池田:コーチは部活の顧問ではないですから(笑)。基本ができたら「じゃあ1個上のクラスで他の人の球を打ってみましょうか」みたいな感じで、その方のペースに合わせて上達していってもらえればOK。何よりもテニスを楽しんでもらうことが大事です。
経験者の場合はどういったペースでステップアップできるんでしょうか?
池田:それもやっぱりその方のペースに合わせます。一度基本のクラスで様子を見て、大丈夫そうだったら1個、場合によっては2個上のクラスに入ってもらったり。ケースバイケースです。
テニスは生涯スポーツと言われるくらい、年齢に関係なく楽しめるスポーツなんです。ホリゾンには80歳以上の会員様もいらっしゃいますし、定年退職後のレジャーとして初めてテニスを習い始めた方もいます。
子供が楽しんでいるのを見て、「自分も一緒に楽しみたくて」と始められた親御さんもいらっしゃれば、「未経験のまま学校のテニス部の顧問になってしまったから教えてほしい」と言って入会された教職員の会員様もいます。
本当にいろいろな方がいらっしゃいますね。
池田:だからテニスって、何歳から始めても大丈夫なんですよ。ホリゾンの教育プログラムなら、かなり効率的に上達できますから、比較的早くに試合を楽しんでもらうことができますしね。
腕試しをしたいと思ったら、イベントや大会に出てもらってもいい。そうやって健康的に長くテニスを楽しんでもらえたらと思いますね。
目指すは堺北花田本校ヘッドコーチ。「スタッフ、会員様、みんなで盛り上がれる施設にしたい」
池田コーチの今後の目標について教えてください。
池田:これは堀内代表にもお伝えしていますが、堺北花田本校の施設長、ヘッドコーチと言われるようなポジションに就いて、今にも増してホリゾンのスタッフ、会員様、みんなで盛り上がれる施設にしたいと思っています。
素晴らしい目標ですね。堀内代表とはよくそういったお話をするんですか?
池田:全体ミーティングの時などに、よくお声かけいただいています。堀内代表は、非常に器の大きい方で、ついネガティブ思考に陥りがちな私の相談にも、必ずポジティブな言葉をくださいます。
実際私がイベントの主催を担当した際も、「できることはどんどんやっていこう!」と後押ししてくださって。とても安心して挑戦できました。
またテニススクールをはじめとして、色々な会社や組織の経営・運営をされているので、お話しているだけで勉強になります。「そんな世界もあるんだ」と視野を広げてもらえるというか。
テニスやテニススクールに対しても本当に広い視野をお持ちなので、ホリゾンはこれからもっとずっと面白い施設になっていくと思います。
施設長やヘッドコーチになると、池田コーチは現場から離れて運営に専念する形になるんでしょうか?
池田:いえ、そんなつもりはありませんよ。会員様一人ひとりとコミュニケーションをとってこそのヘッドコーチだと考えているので。
会員様との関係性、現場のコーチたちとの関係性があって初めて、「こういうイベントやってみない?」といった提案や、「ああしてみよう、こうしてみよう」という試行錯誤が生まれます。だからやっぱり現場はずっと大切にしたいんです。
そうやってみんなで楽しみながらホリゾンを良くしていけたらいいなと思いますね。
今日はありがとうございました。