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9月・10月は岸和田だんじり祭り!地元テニススクールスタッフが見どころを紹介!

「曳き手」たち

大阪・岸和田市で開催される「岸和田だんじり祭り」。毎年約30〜50万人を超える観客が集まる大阪を代表するお祭りが、今年も9月14日・15日と10月12日・13日に開催されます。

今回のホリマガでは、岸和田市下松町のホリゾンテニススクール岸和田校が、地元民ならではの「岸和田だんじり祭り」の見どころをご紹介します。

約300年の歴史と伝統を誇る、このお祭りを目一杯楽しむための参考にしてください。

だんじりをじっくり見られる「宮入り」

だんじりの彫刻

宮入りとは

だんじり祭りの宮入りとは、だんじりを曳行(えいこう。引っ張ること)する各町が、地域の神さまに五穀豊穣を祈願して参拝する行事です。

多くが朝7時から8時と早い時間に行われるのですが、神社やお寺の境内にズラリと各町のだんじりが並ぶ姿は壮観です。

また祈祷をしている最中、だんじりは動かないので、細かいところをじっくりと見て回ることができます。

だんじりに施された美しい彫刻

だんじりには全体に精巧な彫刻が施されており、戦記物語や神話物語の名場面をもとに、人物、馬、霊獣、花や鳥、唐草文様など色々なものが彫り込まれています。

これらは全て職人さんの手で彫られたもの。彼らは題材となる物語をもとににした錦絵や、絵本(絵入の読み物)の図柄を参考に、想像力を膨らませて立体化していくんです。

彫刻はだんじりごとに異なるので、一度に色々なだんじりを見られる宮入りは貴重なタイミング。ぜひ見比べてみて、職人さんたちの技術や個性を堪能してください。

宮入りが行われる神社・お寺

宮入りは各町の土地の神様にお参りする儀式なので、宮入りが行われる神社・お寺もさまざまです。

例えばホリゾンテニススクール岸和田校がある下松町のだんじりは、1,000年以上の歴史を持つ兵主神社(ひょうずじんじゃ)に宮入りをしますし、同じ南掃守(みなみかもり)地区の上松町のだんじりは上松菅原神社に宮入りをします。

この他、代表的な神社・お寺としては、以下のような施設が挙げられます。

神社・お寺見どころ
岸城神社9月のお祭りでは、合計15台ものだんじりが宮入りする神社。
久米田寺10月のお祭りでは、合計13台ものだんじりが宮入りするお寺。
積川神社大変貴重な「淀君奉納の神輿」を所蔵する神社。
意賀美神社かなりの急勾配をだんじりが宮入りしていく様子を見られる神社。大阪府の「みどりの百選」の一つに選ばれた「雨降りの滝」が神殿前で見られる。
矢代寸神社5台のだんじりが宮入りする神社。境内入口で行われる“やりまわし(直角に角を曲がること)”が見どころ。


ど迫力の“やりまわし”を支える数百人の「曳き手」たち

「曳き手」たち

精巧な職人技で作られただんじりの造形もぜひじっくりと楽しんで欲しいところですが、このだんじりを動かしている曳き手もすごいんです。

特に直角に角を曲がる“やりまわし”は、曳き手それぞれが役割をしっかりと果たすことで成立しています。

名称役割
鳴り物大太鼓、小太鼓、笛、鉦を演奏する人たち。
綱先(つなさき)・綱中(つななか)だんじりを引っ張る原動力となる人たち。
綱元(つなもと)だんじりに一番近い曳き手。“やりまわし”の際に、綱先・綱中の力をだんじりに伝える重要な役割を果たす。
前梃子最も危険で、熟練の技術が必要なポジション。ヒノキ材の梃子(てこ)を回転するコマと地車の間に差し込んで、だんじりを制御する役割を果たす。
大工方だんじりの屋根の上に乗る人たち。曳き手1番の花形。
後梃子大工方の合図に合わせ、綱を引いたり、肩で押したりしてだんじりの向きを変える。

1台のだんじりにつき、曳き手は全部で数百から1,000人。これほどの大人数が連携してだんじりを動かすからこそ、“やりまわし”のスピードと迫力が出るんです。

中でも10代から20代の若い衆は、祭り当日まで走り込みや鳴り物の練習、集会と体力・技術に磨きをかけて本番に臨みます。お祭りに来た際は、そんな彼らの勇姿にも注目してあげてください。

幻想的な大人のだんじり「灯入れ曳行」

灯入れ曳行

4トンもあるだんじりが、猛スピードでコーナーを直角に曲がっていく“やりまわし”の迫力は、まさに岸和田だんじり祭りの象徴です。もしだんじり祭りに来るのであれば、絶対に見ておくべきでしょう。

ただ、こうした「動」のだんじりもさることながら、「静」のだんじり、すなわち「灯入れ曳行」も大きな見どころです。

灯入れ曳行とは、午後7時から10時までの間、約200個の大小の提灯で飾られただんじりが、ゆっくりと街を練り歩くイベントです。

鳴り物を演奏し、大工方として屋根上で踊り、だんじりを曳くのは各町の子どもたち。提灯にぼんやりと照らされただんじりには派手さはないものの、幻想的で美しく、大人がじっくり楽しむのにぴったりです。

だんじり祭りを楽しみたい人におすすめのアプリ

祭礼総合情報アプリ「地車&太鼓」

先ほども紹介したように、だんじりは町ごと、地区ごとに違いがあるので、時間と体力に余裕がある人は、ぜひ色々と見て回ることをおすすめします。

とはいえ、だんじりは常に移動しているので、初めてで土地勘のない人はもちろん、地元民でさえ、効率的に見て回るのは至難の業です。

そこでおすすめしたいのが、祭礼総合情報アプリ「地車&太鼓」です。

このアプリでは、各地域のだんじり祭りでだんじりの現在地や基本情報を、リアルタイムで調べることができます。

全ての町のだんじりが網羅されているわけではありませんが、かなり便利なので、ぜひ活用してください。

まとめ

刻み込まれた歴史と伝統。
曳き手たちの躍動感。
思わず見入ってしまうほど美しい、提灯に照らされる姿。

だんじり祭りには、毎年でも見に行きたくなる魅力が満載で、地元民でもつい足を運んでしまいます。

「今年は生でだんじりを見に行こう」とお考えの方は、今年だけとは言わず、何度でも見にきてくださいね。